火山を知る

3-2 世界の火山噴火

近年世界で発生した火山噴火(西暦1980年以降)から、噴火の規模、被害、対応の特徴等から主なものを挙げると、以下のとおりです。

発生月日 火山名(国) 死者 概要・特徴
2013年
12月7日
クリュチェフスキ火山
(ロシア)
- 最高ランクの警報発令。噴煙、火山灰等で住民生活や航空機運航に支障。
2011年
6月4日
コルドンカウジェ火山
(チリ)
- 2010年のチリ地震の1年3ケ月後、半世紀ぶりに噴火。
2010年
10月26日
ムラピ火山

(インドネシア)
約30人 最高ランクの警報発令。広範囲の噴石、爆風、火砕流が発生。溶岩ドームが出現せず、避難しなかった住民が被災。
2008年
5月2日
チャイテン火山
(チリ)
- 9400年ぶりの噴火。近隣住民多数に避難勧告。水蒸気爆発、降灰を伴う火山活動が1年以上継続し、溶岩ドームが成長。
1991年
6月12日
~15日
ピナツボ火山
(フィリピン)
約800人 20世紀最大規模の噴火。500年ぶりに噴火し、カルデラが形成。降灰、泥流、火砕流等により死者が発生。
1986年
8月21日
ニオス
(カメルーン)
1,700人以上 火口湖であるニオス湖から発生した二酸化炭素ガスにより死者が発生。
1985年
11月13日
ネバド・デル・ルイス火山
(コロンビア)
24,000人 20世紀で2番目の規模の噴火。小規模なマグマ噴火に伴い火砕流発生、氷河を溶かして融雪泥流が発生し、山麓で死者が発生。
1982年
3月29日
エルチチョン火山
(メキシコ)
2,000人以上 降下火砕物、火砕流、火砕サージ、大量のSO2が成層圏に達し、異常低温気象発生。
1980年
5月18日
セントセレンズ火山
(アメリカ)
57人 山体崩壊に伴う岩屑なだれと爆風で森林が破壊された。火砕流と泥流も発生。6年続いた噴火で溶岩ドーム形成。

(出典)宇井忠英:「噴火と災害」,『火山噴火と災害』,東京大学出版会,1997.12.に追記し、作成。

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