火山を知る

3-1 日本の火山

近年日本で発生した火山噴火(西暦2000年以降)について、噴火の規模、被害、対応の特徴等から主なものを挙げると、以下のとおりです。

口永良部島の噴火*1

 2015年(平成27年)5月29日に御嶽山が噴火しました。この噴火に伴い、火砕流が発生し。島内住民及び滞在者合計137名は全員当該に避難しました。気象庁は、同日12時36分噴火警戒レベルを3(入山規制)から5(避難)に引き上げました。

御嶽山の噴火*1

 2014年(平成26年)9月27日に御嶽山が噴火しました。噴火直後火砕流が斜面を流下したほか、火口から1kmの範囲で大きな噴石が飛散したことから、気象庁は、同日12時36分噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げ、同13時35分に降灰予報を発表しました。
 この噴火による人的被害は、死者57名、行方不明6名、負傷者69名(重傷29名、軽傷40名)となりました。

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御嶽山噴火(平成26年9月)

霧島山(新燃岳)の噴火*2 

 2011年(平成23年)1月19日に小規模なマグマ水蒸気爆発が発生、26日から約300年ぶりの本格的なマグマ噴火が開始し、大量の火山灰や小さな噴石(火山れき)が宮崎県や鹿児島県に降下しました。
 さらに、28日に火口底に溶岩が出現し、30日には火口内をほぼ満たしました。また、爆発的噴火が繰り返し発生し、2月1日には大きな噴石が火口から3.2km離れたところに飛散したほか、小さな噴石や空振で自動車ガラスや窓ガラスが割れるなどの被害が発生しました。

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霧島山(新燃岳)-噴火(平成23年1月27日)

桜島-昭和火口の噴火*2

 2006年(平成18年)6月4日、58年ぶりに昭和火口で噴火が発生しました。その後、活動が活発な期間と静穏な期間を繰り返し、2008年(平成20年)2月6日には火砕流を伴う噴火が発生しました。
 2009年(平成21年)10月頃から噴火活動は活発化しており、2011年(平成23年)5月31日には昭和火口の火口底で初めて溶岩が確認されました。

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桜島-昭和火口の噴火(平成20年2月6日)

三宅島噴火*2

 2000年(平成12年)6月26日から火山活動が活発化し、7月8日小規模噴火が発生し、山頂部の陥没によるカルデラ形成が確認されました。その後、8月に大きな噴火が断続的に発生し、8月29日の噴火では低温火砕流も発生しました。
 9月1日に全島避難となりましたが、直後から多量の火山ガスが放出したため、住民は約4年半に及ぶ長期の避難生活を強いられました。
 2005年2月1日に全島避難は解除されましたが、火山ガスの放出は現在も続いています。

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三宅島-噴火(平成12年8月10日)

有珠山噴火災害*2

 2000年(平成12年)3月31日西山西麓で噴火が始まり、その後、4月1日には金比羅山でも噴火が発生しました。最大で周辺住民15,000人が避難生活を強いられましたが、事前の避難が徹底していたため、一人の犠牲者も出さずに済みました。噴火活動は5月以降次第に低下しましたが、活動は2001年9月まで続きました。

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有珠山-噴火開始直後(平成12年3月31日)

  • (出典)*1 消防庁:消防庁HP『災害情報』,2014.10.23.を一部修正
  • (出典)*2 気象庁:『火山,その監視と防災』,2012.8.
  • (写真出典)東京消防庁、御嶽山噴火災害時の捜索活動:2014.9.
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