火山を知る

1-1 噴火に関連する現象

火山は、下の図のように多様な現象をみせます。それは、地球の神秘的な営みの一部です。

地球の表面は、いくつかのプレートに分かれ、内部のマントルの動きにより、ゆっくり移動しています。日本付近では、太平洋プレートが沈み込み、地下100km付近では大量のマグマが発生しているものと考えられています。

マグマはマントルを上昇し、地下数km~10km付近にマグマ溜りに蓄積し、これが火山性地震や火山性微動などの地殻変動を伴う火山活動の源となっています。

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図 標準的火山における噴火に関連する現象の概念図
(出典)藤井直之:「火山の制御」,『火山噴火と災害』,東京大学出版会,1997.12.

火山には様々なタイプがあります。火山の生成過程により分類すると、複成火山と単成火山に分けられます。

複成火山は同じ火口から噴火を繰り返してできた火山であり、成層火山、楯状火山、カルデラ(火砕流台地)などがあります。

単成火山は一回限りの噴火でできた火山であり、火砕丘、溶岩ドーム(円頂丘)などがあります。

(参考)宇井忠英:「火山現象の多様性」,『火山噴火と災害』,東京大学出版会,1997.12.

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富士山(成層火山)*1

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阿蘇カルデラ*1

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伊豆東部単成火山群の大室山 (火砕丘)*2

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雲仙普賢岳(溶岩ドーム)*1

  • (写真出典)*1 気象庁:『火山,その監視と防災』,2012.8.
  • (写真出典)*2 下鶴大輔監修,火山防災用語研究会編:『火山に強くなる本』,山と溪谷社,2003.7.
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